2026/03/23

第11回:企業フィットネス導入の“リアル” ―健康経営を現場に落とし込む具体的ステップと成功のポイント―

健康経営の重要性に気づき、自社でも取り組みたいが、何から始めればいいのか分からないという企業様は多いのでは無いでしょうか?
実際にそのようなご質問、ご相談をいただきます。

制度としての健康経営は整っていても、現場で“何をすればいいのか”が曖昧なまま、結果として形だけで終わってしまうケースも少なくありません。
多くの企業様が企業としてフィットネスプログラムの導入に二の足を踏まれるケースも、「導入はしたけど稼働していない」状態への不安であるかと推測します。

明るいオフィスで笑顔を見せる健康的な経営者と、和やかに会話する社員たちの様子

身体を整えた経営者が、組織全体にポジティブな空気をもたらす

経営者や甘露移植の皆様が自らの身体を整えることは、個人の問題ではなく、組織の空気を変える力を持っています。
今回は、企業フィットネス導入について、現場ベースでの実際の進め方をお話しします。


よくある導入のつまずき

まず最初に、よくあるパターンです。

・ジムの法人契約をしたが、利用されない
・健康セミナーを実施したが、一度きりで終わる
・アプリを導入したが、継続しない

どれも非常によくみられる状況です。
指導する側である私も、運動の継続の必要性を説きながら、どうしても単発的な運動クラスの導入に「何か良い方法はないものか」と感じていたあ事があります。

上記3つに共通しているのは、

“仕組み”はあるが、“行動”が伴っていない

という点です。


健康経営は「現場の行動」から始まる

では、何が必要か。

それは非常にシンプルです。

まず、動くこと。

ここで重要なのは、「誰が最初に動くか」です。


導入は経営者・管理職から始める

現場で最も効果的なのは、経営者、もしくは管理職の皆様から始めることです。

理由は単純で、組織は上から影響を受けるからです。

トップのコンディション、
トップの習慣、
トップの空気感。

それらは、想像以上に現場へ波及します。
トップの方々の醸し出す空気感が、そのチームの放つオーラ、そのチームの熱量、空気感となります。

→第10回:経営者が運動を始めると起きる5つの変化


実際の導入ステップ

では、実際どのように導入すればスムーズでしょうか?

企業フィットネスは、大きな準備は必要ありません。
むしろ、小さく始める方がまとまりよくスタートを切る事ができます。
大きくスタートする事も素晴らしいですが、スモールスタート&継続が現実的な考えです。


STEP1:小規模でスタート

まずは

・経営者個人
または
・管理職5名前後

のパーソナルトレーニング、または少人数グループの運動クラスから導入されることをお勧めします。


STEP2:週1回の短時間セッション

1回60〜90分程度。

内容例として、

・呼吸
・姿勢確認
・コンディショニングエクササイズ
・自体重トレーニング

といったシンプルなものから、

・サーキットトレーニング
・キックボクシングミット打ち

など、多岐にわたります。

→第9回:自体重エクササイズと企業強靭化


STEP3:3ヶ月継続

ここが最も重要です。

運動効果は残念ながら、単発では変わりません。
トレーニングの世界には、「トレーニングの3原理5原則」というものが存在します。
その中に、「可逆性の原理」というものがあり、「運動をしなければ元の状態に戻ってしまう」という考えです。
これを受けて、私たち運動指導者は3ヶ月継続可能なプログラムを考え、設計します。

一般のトレーニーに関して言及すると、この継続こそが自分の体を変えるための最重要項目です。
習慣として定着して初めて、身体と行動に変化が出てきます。


STEP4:社内へ波及

そのように運動を突けられた管理職の方々の身体の変化や醸し出す雰囲気のポジティブな変化は、

・会議
・コミュニケーション
・職場の空気

に影響し、徐々にチーム全体へ広がっていきます。


ここまで読んでいただき、「自社でもできそうだ」と感じられた方は、一度ご相談ください。

小規模から始める方法をご提案いたします。

→【お問い合わせはこちら】


導入パターン(実務)

企業様での導入の例をいくつかご紹介いたします。


■ パターン①

経営者パーソナル

・週1回 or 月2回
・60分〜90分(個別で最適化)
・意思決定コンディションの調整、トップの影響力


■ パターン②

管理職グループセッション

・5〜10名
・週1回、45分〜60分
・組織の軸づくり


■ パターン③

社員向けライトプログラム

・月1回
・短時間(30分〜)
・習慣化のきっかけ作り
こちらのパターンでは、オンラインを使用しての運動指導も可能です。
複数の事務所や店舗の従業員様が、同時にプログラアムに参加できるメリットがあります。


なぜ自体重が中心なのか

企業フィットネスでは、基本的に運動器具を使用せず、時体重でのトレーニングからスタートするケースが多いです。

理由は明確です。

・導入コストが低い
・場所を選ばない
・継続しやすい

つまり、「継続しやすい仕組みづくり」ができるからです。


実際に起きる変化

導入後、現場でよく見られる変化です。

・会議中の姿勢が変わる
・集中力の持続が伸びる
・疲労感が軽減する
・コミュニケーションが柔らかくなる

派手ではありませんが、確実に積み重なっていきます。


健康経営は「特別なこと」ではない

ここまで読んでいただくと、中には大掛かりな取り組みに感じる方もおられるかもしれません。

しかし運動の効果を出すキーとなるのは、シンプルなことの積み重ねです。

・身体を動かす
・整える
・続ける

これだけです。


最後に

健康経営は、制度でも義務でもありません。

会社の状態を整えるための手段の一つ、選択肢の一つです。

もし、

・何から始めればいいか分からない
・自社に合った形を知りたい
・小さく試してみたい

そうお考えであれば、ぜひ一度ご相談ください。


経営者・管理職向けに、小規模から始められる企業フィットネスのご相談を受け付けています。

まずは現状をお伺いし、無理のない形での導入方法をご提案いたします。

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前田 くにひさ
『くまスポ』代表/運動指導者/トレーナー養成講師/NESTA Japanアシスタントディレクター
一般の方から経営者・管理職層まで、幅広い年代の身体と向き合ってきた経験をもとに、「フィットネスの向こう側」を理念として掲げ、運動を通じて仕事や人生を支える身体の在り方を考え、さらにその先にある健康で幸せな人生を追求し、活動中。